レモンピールを思わせる爽やかな香り

マダガスカルイエローブルボンWash(原産国:マダガスカル)

レモンピールを思わせる爽やかな香り。なめらかな甘味と濃厚なコク。
ブルボン種の中でも黄色く完熟するイエローブルボン種です。

2018年に再結成された4組合のうちのひとつで、サンタトラ生産者組合だけが「イエローブルボン」を栽培しています。
「サンタトラ」は、マダガスカル語で「最高に楽しもう!」という意味です。

現在の組合メンバーは31名。若いエネルギッシュな世代が多いです。
リーダーは、ランドリアナビオ・レナウド。
2012年に10本のコーヒーを植え、今では350本にもなっています。
コーヒー以外に、豆、ピーナッツ、トウモロコシ、キャッサバを栽培しています。

マダガスカルはアフリカのインド洋に浮かぶマダガスカル島を領土とする共和制国家です。
1960年にフランスから独立。
世界最小の大陸とも言われ、独自の動植物相を有し、58種類のコーヒーの固有種が確認されております。
マダガスカル島の生産するコーヒーの96%はロブスタ種で、残りの4%がアラビカ種です。

マダガスカル島のアラビカ種は、19世紀半ば、フランスの宣教師によってレユニオン島から持ち込まれたブルボンです。
しかし、1878年にサビ病が蔓延し、壊滅状態となりました。
その後、アラビカ種からリベリカ種とロブスタ種の栽培に切り替えられましたが、
リベリカ種の品質の悪さとロブスタ種の収穫量の低さのため、切り替えは失敗に終わります。

1900年、アイボリーコーストとコンゴのロブスタ種が導入されると、マダガスカル島はロブスタの一大生産地となり、
1990年頃には130万袋を輸出するまでになりました。
しかし、自然災害や政府のコーヒー産業振興政策の失敗、さらに市場価格の暴落が影響し、コーヒー産業は衰退。
近年のロブスタの輸出量は8万袋まで落ち込んでおります。
アラビカに至ってはほぼ輸出されなくなり、最後の記録が2009年となっております。

2017年、日本のBMP JAPANが国連機関と提携し、アラビカ種の生産支援を始め、10年ぶりの輸出となりました。

マダガスカルのコーヒー栽培は約35万人の小農家によって支えられています。
農民の平均的な農地は1〜1.5ヘクタール。コーヒーはその10〜15%の農地を利用して栽培されています。
そのほとんどはチェリーが赤くなったら収穫するというシンプルな自然農法です。

★今回入荷した商品は 2020-2021年産です。

原産国:マダガスカル
生産地域:マダガスカル
生産者(農園):サンタトラ生産者組合
規格:公式な規格なし
スクリーン:SC14UP
品種:イエローブルボン
精製方法:フルウォッシュド
標高:1600m

おすすめの焙煎はフルシティローストです。
生豆の状態でのグラム数なので、焙煎後は約10%〜20%目減りします。

200g…¥2,376
300g…¥3,402
400g…¥4,417
500g…¥5,443
1kg…¥10,540
*税込価格です。